愛されたい(短編)
あれから5年
雪が死んで5年たった

雪が死んだのは俺たちが高校3年の時だった

俺は23になった

今だに雪が忘れられない

命日には必ず会いに行く

今日は雪の命日…雪に会いに行く日だ

雪の墓に向かっている途中

3人の仲の良さそうな家族がいた

母親も父親も優しそうで、3人手を繋いでいた

真ん中の女の子は5歳くらいで

笑顔が天使みたいだった

母「雪?今日は何処に行きたい?」

女の子「んーとね、海見に行きたいなぁ」

父「そーか!雪は海がすきなのか?」

女の子「うん!好きだよ!」




その親子はとても幸せそうに歩いていった
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