あたしが愛した総長
喧嘩

嫉妬



龍毅の実家に行って数日後


鬼神の皆に


あたしが撃たれたことや入院してたことから話して


龍毅の両親に会ってきたことも話した


廉「良かったな、気に入られて」


翔「すごいね、あの親に気に入られるなんて」


優「あの親?」


海「龍の母親、気にいらねぇやつは追い出したりしてたんだよ」


優「え?!」


龍「組員だけどな」


少し呆れたように言った龍毅


翠「だから、龍のお母さんに気に入られるなんて凄いことなんですよ」


クスクス笑ってる翠



優「そうなんだ……」


あのハイテンションで綺麗なお母さんが


そんなことしてたんだ……



美「良かったね!優梨」


優「うん、ほんとに良かったよ」


気に入られなかったら、と考えると身震いがした



そういえば鳳龍の皆にも


いろいろと話しとかないとな


ふっと立ち上がると隣に座っていた龍毅が


龍「どうした?」


優しい顔で聞いてきた


優「鳳龍に行ってくる」


烈に来てもらうか、車に来てもらうか


どっちにしようか考えていると


龍「そうか。俺が送ってく」


龍毅も立ち上がった


優「え?いいよ、烈か誰か呼ぶから」


龍「あ?ほかの男の後ろ乗るとか許さねぇぞ」


一気に不機嫌オーラになった龍毅


優「はい…」



天下の鬼神さまは恐ろしい


でもさっきの言葉は嬉しかったり…


調子に乗りそうだから言ってあげないけど





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