WITH
陰と陽


*** *


見渡す限りに、
人・人・人……!!

同窓会は、ホテルのバーを貸切りにしているらしく、人で溢れている。


ココにいる全員が同級生なんて信じられないくらい、知らない顔だらけのように、皆大人になっていて。


もうあの頃とは……

中学生だった頃とは、何もかも変わってしまったのだと思い知らされているような気がする。




「ねぇ……啓祐?
何人くらい、来てるんだっけ?」




カウンター席を背凭れにして辺りを見渡せば、あまりの人の多さに呆然としてしまう。



「どれくらいだったかなー…
確か、40か50は参加だって廉が言ってたよ?」


「ふーん……、」




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