殺戮都市
革命
あれから、俺達は少し休んで松田のいる所に向かう事に。


中川もソウルが残り3個になるまでガチャをしてウォーハンマーを強化、さらに武器のレベルを上げた。


作戦としては、北軍の人間に襲われたら俺が殺す。


そしてソウルを稼いで、松田の所に到着するまでに武器を強化するというのだ。


恵梨香さんと中川は、自分が所属する軍だという事で、襲って来た人を殺してもソウルは増えない。


二人が殺しても、こちら側に得はないのだ。


「では行くとしよう。どこから北軍に入っても、達也の所に辿り着くまでの距離に大差はない。だから、早くこの中央部から抜ける為に最短ルートで北軍に向かうぞ」


恵梨香さんの提案に、俺も中川も異論はない。


そもそも俺は松田の居場所を知らないから、従うしかないのだけど。


「まずはスラム街だな。星3レアの連中ばかりだけど、松田に取り入ろうと躍起になってるやつらも多い。いきなり物陰からブスリ……ってのもありえるぜ」


「お、脅かさないでくださいよ。ただでさえ初めての土地で雰囲気が分からないんですから」


二人は良いよ、同じ北軍の人間で、誤魔化そうと思ったらいくらでも誤魔化せるんだから。


でも俺は、手首が赤く光っているのだ。
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