屋上共犯者。
四日目・屋上


私はお昼を過ぎてから、

のろのろマンションに向かった。



もう梓はさすがにいないだろうけど、

歩く道を一歩一歩確認して

警戒しながら歩いた。


油断してると、

ふっと突然梓が飛び出して来るみたいで。


そんな幻覚を振り払って、

何とか屋上までたどり着いた。
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