流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
第二章 危険と嫌い

star5, 嫌うアイツ








―――黒龍の姫になって、変わったことがある。



前に見たいに、堂々と文句を言われたりしなくなったけど・・・



毎朝、登校すると靴箱に黒い封筒がたくさん入っているようになったこと。



中身は、見てないけれど大体想像がつく。



私はカバンの中に無理やり詰め込んだ手紙を見る。



これ、本当どこに捨てましょう。



学校で捨てたら、黒龍の皆にバレるかもしれないし、家に捨てたら陽也さんに姫になったことがバレる。



まぁ、陽也さんにバレない内にゴミに捨てよう。


でも、これくらいなら文句言われるよりマシだけどね。




「黒龍の人達、可哀想だね。」



どこかから、聞こえてきた。


少しだけ、聞こえるように文句を言われるのは変わってなかった。





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