さよならを乗り越えた幸せ
大人
~妊娠~
それから数日後
あたしは気分が悪くなりもどすことが増え、食欲がなくなり、眠気に襲われた。
お母さんがそんなあたしを見て「病院へ行こう」って言うから次の日、病院に行った
お母さんが向かったのは産婦人科
あたしは「え、嘘やろ」って思いながらも言われるがまま診察をうけた
先生からの言葉、
「おめでとうございます」
あたしはパニクった
あたしは17歳。
お腹にいるのは凌ちゃんとの子供
家に帰ってお母さんに
「産みたい」って言った
お母さんは「大丈夫?」と言ったが
「金銭面でもこれまで以上に迷惑かけるけど産みたい。好きな人との子供だから。」
ってあたしはお母さんに頭をさげた。
お母さんは優しい笑顔で「頑張ってね」って言ったあとに「凌君には?」って聞かれたから
「凌ちゃんには連絡せんで。
凌ちゃんには凌ちゃんの幸せがあるけ」
って言った。
お母さんはただ頷いてくれた。
あたしはタバコをやめ、お酒も呑めないからスナックもやめた。
コンビニにも「妊娠したのでやめます」って言ったけど「落ち着いたら戻っておいで」って店長が言ってくれたので籍はおかしてもらっている
凌ちゃんはスナックに来ていたみたいだけどあたしがやめたのを知って来なくなったみたい。
あたしは凌ちゃんを知っている全ての人に妊娠のことは隠してもらった。