猫被り王子は私の彼氏!!♡
心と天気






今日は優とお家デート。

お家と言ってもお隣だけど






「ぎゃあ!!!!!

 もうやだ!見たくない!!」





「は?根性ねーな。このくらい余裕だろ」





今、バイ●ハザードを見ています。

私はゾンビ系が大嫌いで

逆に優は大好き。







「ねーえ、これ見るから次これね」





そう言って私が取り出したのは

悲しい犬の物語。





「はあ?それ小さいとき何回も見ただろ

 最後その犬死ぬってやつ」





「久しぶりに見ようよー! 

 ね?お願い。てか、ゾンビやめよ」






私がそう言ってリモコンを

取ろうと四つん這いで歩いてたら

優に背中を足で踏まれた。







「った!!!何すんのよ!暴力男!!」





「誰がやめていいって言ったか。

 自己中女。」 






ドン!!!!!!

    
 


私は怒って優を押し倒した。

 



押し倒したものの、こっから

どうすればいいのか分かんなくて

固まる私。






でも優は逆にニヤニヤした。   






「何この格好。床ドンっだっけ?

 俺、犯されちゃうの?」






私は真っ赤になって優から離れる。








でも、








ドン





その私の腕をひいて、次は

優が押し倒してきた。






「犯されるって言葉どこで知ったの?

 あれ?もしかして変態ちゃんでちゅか

 舞ちゃんはー。」








「別にそんなんじゃないし!

 この年齢になったら知りたくない事も
 
 分かるようになるのよ!」







そんな事を言いながらも私を見下ろす

優の瞳にドキドキしていた。







こーゆう状況、普段全然ないし。

だから、なんだか落ち着かなくて。

 





「じゃあ、今から俺がしようと

 思ってる事もわかんの?」







「…へ?」
 






 
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