私と金髪と秘密の教室。
30分前のこと。




〜〜昼休み〜〜








もう、昼休み終わっちゃう。






次、HRか。


文化祭の出し物決めるんだっけ。


嫌だなー。
どーせ皆、意見出してくれないし。
先生はお前らの好きなようにやれー!とか言っちゃって、面倒なだけでしょ。
皆、私に丸投げ。




私はもう、何年委員長やってるんだろ。








疲れた。








今まで親の言うとおりにして成績も常に上位をキープしてきたし、身だしなみだって一糸乱れることなく完璧。
先生の顔色伺って、いい生徒してきましたよ。








しかし、それにも疲れた。
高3の秋。あと少しの我慢だけど、もうそれが無理らしい。






いいや。HRサボろう。
皆、もう自由にやってくれ。
ごめんね、お父さんお母さん。
私は今日、道を外します。









そんな大袈裟なことを考えながら、昼休みの終わる直前に教室を出た。





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