執事が男に変わる時
ファーストキス
食事を終えた後は婚約者の車で私の家へ向かう。
この数ヶ月繰り返してきたデートの流れ。

屋敷に着くと彼は必ず先に降りて助手席の私の手をとり、車から降ろしてくれる。

そして名残惜しそうに「またね」と微笑む。迎えに出てきた海藤が屋敷のドアを閉じるまで、私は背中に熱い視線を感じ彼が車に戻ることはない。
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