千年の恋


君に出会ったその日は



暖かい陽射しを感じる



とてもいい天気だった



君は手のひらサイズの書物を読みながら



私の側に座っていた



夕方、日が暮れるまで君は書物を読むと



パタンと突然読むのをやめて去ってしまう



何故かその後ろ姿は寂しそうで



目を奪われた




次の日も、君は同じように過ごした



次の日も、そしてまた次の日も…………



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