少し、覗いていきませんか?
序章

貴方が道を歩いていると、不思議な不思議な石、まるで宝石みたいに綺麗な石と紙切れを見つけるでしょう。



その紙切れを見ると、「それを持ち帰り眠る事で不思議なところへ行けるであろう」
と書いています。


ーーー貴方は持ち帰りますか?



いいえ、この宝石を見たことで貴方が持ち帰らなくても家に置いてあるでしょう。まるで、それがいつも置いてあるかのように…


何故?愚問ですね…
それは、貴方のために作られたものなのですから、あって当然なのです。


その石は貴方をこんな疲れ切った同じ日常を毎日続く世界から連れ出してくれるでしょう。
抗うことなどできぬ間に。

そう、例えば…………夢の世界、でしょうか。

その先には……



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