私の身体と心
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「ん…、そこイイ。もっと…。」

「じゃあ、顔見せてよ、感じてるとこ…。」

二人の息遣いが激しくなっていく。

そして二人で一緒に高みに昇る。

いろんな意味で私達の体の相性はかなり良いと思う。

「どう?ちゃんとイケた?」

彼は私の顔を覗き込んだ。

これはいつもの言葉。

「ふふふ、ありがとう。」

私は彼の頬にキスをした。

「仕事は忙しいの?」

いつも情事の後、私達はたわいもない話をする。

これも彼と会う一つの理由。

彼は仕事が忙しいらしく、私に愚痴ってスッキリするらしい。

ここ以外で接点のない私に、何の気遣いもせずしゃべるのが楽らしい。
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