あなたを待っている
10
居酒屋を出て大ちゃんと瑞穂ちゃんに別れを告げた。

今日は由希美を連れて部屋に帰る。

由希美をソファーに座らせた。

『ミルクティでいい?』

そう言って、由希美の好きなミルクティを準備する。

ミルクティを由希美に渡して隣に座る。

『ありがとう。』

『由希美。』

由希美は俺の声に何の反応も見せずに俯いたまま。

『由希美…。どうした?』

そう言って由希美の肩を抱く。

由希美がぴくんと震えた。

『たなくん…ごめんなさい…何か急に緊張しちゃって…。』

由希美の目から涙が溢れる。
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