好きになった相手には大体相手がいるんです
2.ふり向かせたい

詩真と希

「はぁ~~」

何度目の溜息だろう溜息は通常の倍。

そのうち上司から何か言われそう・・・そのくらい

今日は何度も溜息がでていた。


「花村さん」

「あっ!はい・・痛っ!」

主任に呼ばれて振り向くと丸めた雑誌で頭をバコっと叩かれた。

「さっきからずーっと溜息ばかりで・・・こっちまでうつっちゃうじゃない。」

「すみません」

立ちあがって頭を下げるとファイルを差し出された。

「これを営業3課の天野課長の所まで持ってってくれない?」

こんな雑用は私じゃなくても・・・そう思ったのだが

主任は気分転換に行っておいでと言った。

彼女なりの優しさかなーっとおもった。

私はファイルを受け取りながら立ち上がり営業3課へと向かった。


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