僕は君の罪になりたい
快楽の代償
「みーちゃん…み~ちゃーん‼」


「やめーい!ここ学校だから‼」




気持ちを伝えてしまったのが間違えだった。



成宮君はあれからというもの、学校でも構わずベッタリとくっついてくる。




「いいじゃん、彼氏(強調)なんだから」


「いやね、学校ではマズくない?ってことよ」


「大丈夫大丈夫!誰かにチクられたら、俺がそいつボコボコにすっから」





それもどうかと思うけど。






「それにここの教材室は、基本みーちゃんしか使ってないでしょ」


「そうだけどさ!誰がいつ来るかなんて分からないじゃない」


「じゃあ、こうすれば良くね?」




成宮君は、ガチャンとドアの鍵を締める。


妖艶な顔をしている成宮君に、背筋が震えた。






「きょ、今日うち来る?仕事早く終わらせるから」

「話を反らすな。…俺を見ろよ」




成宮君は壁に私の体を押し付けると、深いキスをした。

長くて甘いキスに足が震える。




逃げようにも、両腕を頭の上で縛られて身動きが取れない。





「はあっ…!はぁ」




口が離されて乱れる息を整えていると、成宮君にYシャツのボタンを全て外され、下着が露になる。





「みーちゃん、イヤイヤ言いながら、俺にこうされるの望んでたんでしょ?下着が可愛い」


「うるさいなぁ」




一応念のためと想って買い直していた勝負下着に喜んでくれているみたい。

こんなに早くお披露目になるとは思わなかったけど…。





「美羽、理人って呼んで」



成宮君はブラを上に寝かせると捲し上げると、晒された胸に口付け、いやらしい音をワザと立てながら吸い付いてくる。





「ふっ…‼り、ひと…っ‼」

「美羽、超可愛い。…本当好き」

「んっ‼やぁ…‼」




体中に熱が帯びるのを感じ、快楽の波が押し寄せてくる。



外から聞こえてくる生徒の声に、罪悪感をおぼえながらも女の悦びを選んでしまった。
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