社長!好きです!
今日から秘書始めますっ!!
「・・と言うわけだから

久利生さん

今日からあなた

秘書室に移動だから。

ここには、あなたの席はもうないわよ。」


大お局はそう冷たく言った。

でも・・・

だって・・・

私は、あなたの後任にって・・・

それで本社に転勤になって・・・


なのにいいの?

いいの?いいの?



「もう、今日から新しい人が入ることに
なってるから。」


へ?


それでもそこに立ち尽くす私に

大お局は知らん振り。



「新しい人・・・ですか?」


ガ~ン・・・


気を失うかと思った。


いつの間に・・・


「そうよ。

社長が海外からお帰りになってすぐに
募集を掛けたのよ。」


どうゆうこと?

それって・・・・

あの地下駐車場で遭遇した後・・・だよね?


私を辞めさせようとして・・・なの?



「秘書室は分かってるわよね。」

「はい・・・。」



いつの間にかまとめられた

私の私物・・・


そのダンボール箱を持って


私はその場をあとにするしか

なかった。



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