社長!好きです!
命がけです!
翌日―――


「思ったんだが・・」


ずっと黙っていた社長が急に口を開いた。


「なんでしょうか?」




今日は運転手デビューの日。


仁佐さんは所用で目的地で合流する予定。



別に車の運転は

嫌いじゃないし

苦手じゃないし


社長車だって前に

そう前に運転したこともあるし

大丈夫よ!

って

感じで


まあ、後ろに乗るのが社長ってだけでしょ?

って

感じで



完全に開き直って運転席について

私の運転手デビューは

社長一人を乗せて会社を出発。




社長は後部座席で何やら書類を見ていて
ずっと無言だった。



私の運転なんか興味もない感じだし

こっちも別に話すこととかないし・・・





黙って運転していたのだけど・・・




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