ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
序章
12月。







3時半にもなると、仙台の街は夕闇色のカーテンを西へ向かって閉めてゆく。

天気がよかったせいか、夕闇カーテンが進む方向に、宵の明星が瞬く。


俺は、榴岡にあるクライアントとの打ち合わせを終え、仙台駅へ向かっていた。




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