先生、あなたに逢えて幸せでした
球技大会


『由佳〜、お前球技大会出ないならゼッケンをジャージに縫いつけろ。』

と39人分のジャージの上着を渡された。





『ちょっと、私は出ないんじゃなくて、出れないの!!ほかのクラスは何人か女の子いるから球技大会出来るけど、うちのクラスは私だけでしょ!?あんた達みたいな猛獣とサッカーやバスケしたら、私の身が危ないわ!!』







『だから、お前を守る為に応援係にしただろ??』


って健太が真顔で私に言ってきた。





回りの男子はウンウンと頷く。






ちょっと健太、その真顔は反則よ。


あんたみたいな、整った綺麗な顔に見つめられたらドキドキするじゃない……









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