さよならとその向こう側
彼〜彩夏〜
私が大学で事務員の仕事を始めたのは三年程前。


自分が卒業した大学にそのまま就職した。


"彼"の推薦があったからこそ、実現した就職だった。



彼はこの大学で助教授をしている神田実(かんだみのる)。



在学中から私は彼に夢中だった。



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