合鍵 ~あたしの不愉快な夏休み~
ビミョ~な二人
「……あれ?」


次の日。

バイトももう7日目。


朝10時にマンションに着いたら、珍しいことに塔也はもう起きてた。

こんなこと、初めて。


優雅な朝のコーヒータイムだったらしく、リビングテーブルに飲みかけのマグカップが置いてある。



しかも!


びっくりすることに、髪が短くなってた。

前髪は相変わらず長かったけど、もう鬼太郎のようにばっさり長くなくって、全体的にさっぱりして今風な髪型になってた。


何このサッパリ青年。
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