月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
天界の贈物



これですべてが終わった


なんて思ったのは束の間の喜び


まだ終わってはいなかった



2人を待受けている最後の試練はこれからだったのだ



そんな事も気付かず、私はウァルドに抱えられてウァルドの城にたどり着いた


『ウァルド!
シルフィアちゃん!!
無事やったんやな…良かった。』


仁が私達を待ってくれていた


『シルフィアちゃん…怪我はあらへん?』


仁は私をジッと見つめる


『ほっぺた…大丈夫?』


仁が私の頬に触れる





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