ぼくの話をしようと思う
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「町」へつながる扉を開けて、最初に目に飛び込んできたのは、真っ白な光だった。



それこそ、ドラマでよくあるような、神々しい光。



眩しくて、しばらくしてからゆっくり目を開けた。



すると、信じられない光景が広がっていたよ。



まず行き交う人々がすごかった。



サムライがいれば殿様みたいな人もいて。



さらに軍服がいるかと思えば70年代風の格好の若者まで。



本当にさまざまな人が、当たり前のように歩いてた。



それはやっぱり、ものすごい説得力だったよ。



ぼくが、天国の存在と自分の死を認めた瞬間だった。



それから思い切って、ぼくは最初の一歩を踏み出した。



でもさ、いざひとりで放り出されると、どこに行けばいいのやらって感じで、ただブラブラしてるだけだったんだ。





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