パセリな彼女がついた嘘
コンパじゃないです飲み会です
久しぶりに夢を見た。

僕はどこかの喫茶店の窓際の席で、
コーヒーを飲みながら雪乃を待っていた。

いくら待っても来ない彼女を探しに出かけ、
何故か小汚い雀荘に入ると、彼女を見つけた。

彼女は白いブラウスを着て椅子に腰掛け、
両手を組んで卓を見つめていた。

僕が名前を呼ぶと彼女は『あとにして』と、
こちらを振り返らずに言った。

無性に寂しくなった僕は、辺りを見回し、
そこで見つけた知らない女性と腕を組んでそこを出る。

それでも雪乃はこちらに目もくれず、
実際には吸わないタバコに火をつけていた。


願望でもなく、不安要素の表れとも言い切れない、
事実無根で突拍子のない夢を見る事はたまにある。
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