【短編】年下の彼
接近


今日の放課後どうしよ〜…

朝はあの子を彼女だとおもったから、会えなかったけど…。



違う(らしい?)とわかった今、春くんに会いに行っていいものか…。



というか、私春くんに会うの「バカ」って言って帰っちゃった以来じゃん…。


余計気まずいから〜。


でも今日金曜日だから会わないと土日であと二日も会えなくなっちゃう〜〜…。

あぁ〜…。


「行けばいいじゃん?」


「え?」

私声にだしてた?!


「優希乃考えてることわかりやすすぎだから。
会いたいなら行けばいいじゃん。いつも行ってるんだし。優希乃は気にしすぎ〜優希乃のくせに。私は一途に春に突進してる優希乃好きだよ〜。」

「と、突進?!」


驚いて声裏返っちゃった…。


「あれ?違った?」


………。


突進って違くない?!
違わなくもないけど〜…


「まぁ、優希乃は会いたいんだから行けばいいんだよ!考えすぎ〜。案外春も待ってるかもよん!」



そんなに笑顔でいわないでぇ〜。


ってか絶対待ってないと思う…


怒っちゃったし…嫌われたかも。


はぁ〜。


ため息ばっかりでてくる。

「じゃ優希乃、私バイトだから帰る〜!春によろしく〜」


会うかも決めてないのに。

行くだけ…いつも待ち伏せしてるコンビニにいってみようかな…?



謝るくらいはやっぱりしときたいし。



よし!



足取りは重いが、ひとまず向かうことにした。



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