天国に近い場所
3 Days
あれから三週間


私たちは少しずつ明るさを取り戻していた。



健太郎くんが消えた悲しみは残りつつも、みんなそれぞれ前向きに考え、楽しく過ごそうという気持ちの方が強くなってきていた。




7月に入り暑さはより増し、蝉の鳴き声が耳につく中…

私は人生で“初めての”イベントにてんてこ舞いだった。



そう。

7月2日は龍美の誕生日。

私は毎日こつこつプレゼントの準備を進めていた…




バタンッ!


「ビクッ!」



部屋で龍美のプレゼント袋にリボンを付けた時、勢いよく部屋のドアを開ける音がした…
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