EBE-地球外生命体-
chapter3
「調子はどうだい?」

「少し…気分が優れません…」

エリア51医務室。

僕はラッセル医師に健康診断をしてもらっていた。

「そうか…あんな事があった後だしな…」

僕の胸に当てていた聴診器をとり、ラッセルは溜息をつく。

「看護師に精神安定剤を出させておこう。後で受け取ってくれ。それから何か不安な事があれば、すぐに相談に来てくれ。君の体調管理も私の役目だからね」

「はい」

丸椅子から立ち上がって、僕は診察室から出て行った。

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