世界中の誰よりも
・墜ちてゆく

その翌日からのあたしはどんどん荒んでいった。

家庭内暴力をしたり、万引きしたりする訳じゃないけど、より反抗的になった。


両親とは極力関わらない。
文句を言われれば「うるさい」と突き放した。


家にも夜までは帰らず、バイトをするか友達と遊ぶか、ゲームセンターなんかで時間を潰す。


髪も染めたし、化粧は派手になった。

その影響かクラスの派手な子達に声をかけられ、次第にツルむようになる。

そして夜遊びや外泊を覚えていった。

特によく遊んでいたのはマキとアヤ。
二人とも生活指導の先生に目をつけられてる問題児だった。
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