セクハラ彼氏は会社の上司
○3○誘惑上司!

アブナイ後輩


「お願いっ!!」


あたしの顔の前で手を合わせる紫苑ちゃんを、

引き攣った顔で見つめる、あたし。


「でも……」

「今回だけだからっ!!」


こうなったのは、ついさっき。

休み時間になり休憩所でいつものコーヒー牛乳を飲んでると、紫苑ちゃんがやってきた。


「いたいたー!」


あたしを探していたらしく、見つけたあたしを見て嬉しい顔をした。


「探したよー」

「なんで?」

「ちょっとー……玲那ちゃんにお願いがあってー……」


申し訳なさそうに語尾を伸ばしながら言う紫苑ちゃんに、悪い予想しかしなかった。



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