地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
*第参章*

†お仕置きはキス

文化祭が始まって早2時間




「今から休憩時間でーす」


クラスの委員長が、調理組の女子達に呼び掛けた。




「やっと休める!」



そんな声が、あちこちから上がる。




あたしもその一人♪



今からニ時間だけ、休憩時間になる。



全てのクラスが、営業を止めて

体育館に集合する。



ステージで有志による、ライブやファッションショーが行われるんだ。






生徒は、全員参加だけど…

あたしは藍鬼のところに行く♪





鞄に、お土産のデザートを入れて

西棟に向かう。





西棟は、文化祭の出し物には使われておらず

人気はない。




元々…薄暗くて不気味だと言われがち


だから、ここに来る生徒もいないんだ。
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