恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
もう、オレのだ
『もう…オレのだ』

とか、

なんなのよぉ。




私はモノじゃないし。

当麻くんの所有物じゃないんだからぁ~。



でも、

嬉しいのは

なぜだろー。





フフっ

「キモイ」

「月ちゃん、ひどっ!」

「だってそーだもん。朝から先生に呼び出されて絹川当麻との事で注意されたくせに…

落ち込むどころかニヤニヤにやけて…本当キモイって」

「ふふっ。何とでもどーぞ。…当麻くんて、カッコいいよねぇ~。キスもね、も~とろけそうなんだってば。思い出すだけで口元緩むぅ」

「ハイハイ。さや、目の前であいつに言ってやりな?喜ぶよぉ」

「あはは、恥ずかしくてムリ」

「さすが、数こなしてるダケあるよね~。ね?慣れてる方がいいでしょ!きっとアッチも上手いから。期待しときなよ、さや」

月ちゃん…何を言ってるんだか。


「アッチって?」



< 167 / 390 >

この作品をシェア

pagetop