ペットだなんて、言わないで
第二章 居心地のイイ職場
「捨てずに取っておいて良かったな」
今、まさにトイレで用を足しているハルを見ながら呟いた。
「さて……メシでも作るか」
いつもの猫缶をハル用の茶碗に移しいれ、ほぐす。
この方が食べやすいだけじゃなく、見栄えもぐっと良くなる。
そして次はお弁当を作る番。
夕べ、予約をしていたのでとっくにご飯が炊けていた。