素敵な片思い
いざ、杉浦くんの部屋へ
杉浦くんは会社の前でタクシーを拾うと、昨日のように私を隣に乗せた。


やましい事はないし…構える必要はないよね。


もし変な事されそうになったら、大声出せばいいんだから。


…なんて。多少警戒してる私をよそに、杉浦くんは、楽しみだな~って何度も繰り返していた。


家庭の味に飢えてるのかな。逆に、意外と釣りやすかったりして、このオトコ。


な~んてね。


相手は年下だし、私は一応お姉さんなんだよね。今日は可哀想な少年に、ご飯を食べさせてあげる的な考えでいっかぁ。


飯炊きオバサンと思われるのはシャクだから、報酬はキッチリ戴く…と。


残る物を買ってもらうのは嫌だから、ご飯ごちそうしてもらおっと。ディナーに行きたかったお店があるんだよね。


女同士で行くには雰囲気があり過ぎて、カレシがいたら一緒に行けるのにな~って思ってたレストラン。


だから、杉浦くんが一緒に行ってくれるなら…


まぁ…いいかな、と。



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