心も体も今すぐ壊して
微かに開き始める心


―――チュンチュン―――


朝になり窓から眩しい光が差し込み、私は眩しさで目を覚ました。




………え?




今……隣りで先生が寝てる。
しかも……腕枕までされて。
……どうなってるの?


私……拒絶反応起こさなかった…?
顔がすぐ近くにある。
もう少しで触れ合ってしまうんじゃないかってぐらい…。




「……ん…」




先生は寝たまま私を抱きしめる。
抱き枕みたいになる私。
今までは、嫌だったのに。


抱きしめられるのとか…あまり好きじゃなかった…。


なのに…今は心地いい。
私はそっと瞳を閉じた。


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