夏の夢・夏の香り・私のトナリ
マール星
宇宙船に乗り込んだ私達は、父が操縦する隣の席へと座った。


「マコト…って男のことは、諦めるのか?」

「お父様…くどいわよ、さっきから同じことばかり」


私は呆れ気味に、溜め息を吐くと肩をすくめた…。

「仕方ないのよ…」


外から見える星空を、見つめながら頬杖をついて呟いた。


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