EMERALD
OPALの躊躇い


艶やかな金色の髪が、濡れて滴を落としている

傷のない指先が、柔らかなタオルを手にし、濡れた金色の髪を優しく包み込む

鏡に映る自分は、いつもと変わらない

明日になればまた、使い慣れた笑顔を浮かべるのだろう


《・・・・・・・・・・・・》

《自分に見とれてんのか?》


いつの間にか、エドが部屋に入ってきていた

少し長い金色の髪を1つに結んで、ラフな格好をしている


《あんま、深入りすんなよ?》


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