濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
お前の温もり*-翔矢Side-


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ハッと目が覚め、リビングのソファーから起き上がり寝室のドアを開き中を覗いた。


…安堵した。


紗耶がぐっすり眠ってる。


昨日お前が部屋を出て行こうとしたせいか、夜中に目が覚めちまった。


寝室へ入り寝ている紗耶の頭を撫でながら寝顔を見つめる。


昨日沢山泣きじゃくったせいか、目が腫れてるな。


まあ、お前は目が腫れてようが可愛いけどな。



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