優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
特別な痛み
目が覚めた時、大雅がそばにいてくれてすごく安心した。



あたしは大雅に帰ってこいと言われて、また大雅の家で住むことにした。


本当はここでいい子にしていたらママが帰ってくるかもしれないと考えてたのかも。


あたしはまだママの死を全部受け入れる事はできなかった。




大雅の家に戻って3日がたった。


大雅は相変わらず女を連れこんでる。





「ねぇ、大雅」


「あ?」


「彼女怒らないの?」


「あいつは俺がいなきゃ生きてけねぇから」


「ふーん、なんか可哀想な子だね」




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