*SWEET LESSON*

*Two*












「さぁて……。



何からして欲しい…?」





大和の部屋 ベッドの上。密室。


その上、覆いかぶさるようにして逃げられなくされてしまった。



ネクタイをするりと外した彼は、今度はワイシャツのボタンを外し始める。


「な…何からって…意味分かりません」


いや、想像はつくけれど


そう言わなくちゃ抵抗すらできなくなりそうだった。



「ほう…。この状態で何するか分かってないって…?」



きらーん。



目!目がッ!





怪しく光ったと思えば、大和は外したネクタイをあたしの手首に絡ませてきた!



「や、や、や!!!マジで!?ってか、落ち着いて 殿!!!」



「あ゛?“殿”?

何言ってる。どっちかっつーと俺は王子だ」



何!?ボケてる???


~~~~~ッ!でも、突っ込む余裕がないっ!!!





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