街で君の唄を聞いた

ありがちすぎるよ


只今、警報機作動中。

大が何個もついていいくらい、ピンチ、です。





ぎゃあああああ!!


ちち、遅刻!?
そんなっバナナ!!


ッハ…もしかして夜中に宿題やってたから!?
いやいや、今は考えてる暇なんてなーい!!兎に角自転車でGO!!





そ…そんなバナナ…。
信号全部赤でさらには踏切まで…。
あああ!!宿題さっさとやっておけばよかったあぁぁぁぁぁ!!!
ちくしょう、宿題の馬鹿野郎!!!

早く〜…早く電車よ通り過ぎろ〜…!

あっ、早く…!!



その時、体が押された。



「……へ?」



ガタンガタン…




え、嘘


何にもしてないのに。


踏切の棒にぶつかって



体が自転車ごと浮いた。




死ぬ。これ絶対死ぬって。
実は夢でしたー☆てへ☆っていうことであってほしい。

呑気な事考えてる状況じゃ、ない。




本当に   死ぬ。


ああ、16年早かったな…。

神志 冷灯(カミシ レイヒ)人生終了の鐘が鳴ろうとしました。







バキィッ










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