゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚

「改造計画その2」




高原先輩考案の改造計画その1が発表されてから1週間。


あれから、毎日高原先輩は私のためのお弁当を持ってきてくれた。


もちろん、一緒に登校も続行中。


不思議なことに、先輩と歩いていて突き刺さるような視線が気になって仕方なかったのに…最近はちょっと気にならなくなってきた。


毎回のように先輩は私にこう言うんだ。



『周りの目なんか気にすんな。前を見て、堂々と俺の隣りを歩けばいいんだ。』



ちょっとずつ私の中で何かが変わり始めていた。


周りに対する態度とか、


自分自身についてとか、


…高原先輩に対する思いとか。



―――――――・・・



「よし、今日も完食だな。」


「はい。先輩のお母さんの作る料理美味しいんですもん。」


「…サンキュ。」



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