不思議の国のお伽噺。

rp.4 赤より紅いあかずきん。




前にはあかずきんがいて、私たちは後ろからこそこそついていった。


たぶん…てか絶対怪しいだろう。




あかずきんは、てくてく歩いていく。



すると、進んだ先には、小さな小屋があった。



あれが、おばあさんの家なのかな。
中ではもう、食べられてるんだよね…?




「アリス、先回りしよう」



「え…!?ちょっ!むぐぅっ!」



突然、口を塞がれたかと思うと、身体が浮いた。
…チェシャ猫すごいな。





着地した先は、小屋の横。
窓がついてて中が見えるが、私は、こっちに来るあかずきんを凝視していた。



小屋からは、物音1つ聞こえない。



そしてあかずきんは、小屋のドアを開けた。














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