遠くの空に。

彼の過去


タクシーをおりたあたしに、龍騎が声をかける。



『ん?』





すると、


『あ、すみません。俺もおります。』


龍騎が慌てて、タクシーをおりてきた。



『龍騎おりちゃったら…帰り困るよ?』





『歩いて帰るし(笑)』





『危ないよぉ?』





『俺、男だもん(笑)それになんか、かのんがタクシーおりて、バイバイっつーのも嫌で。』





『もう、遅いのに(笑)』





『良いの♪笑 家帰ったって、誰もいねぇーし。』





< 52 / 782 >

この作品をシェア

pagetop