私の秘密の旦那様【続編】~私の恋物語~

好きという心

「…結愛」

ドキン

「な、なに?」

好きだというのを自覚したとたん
私の心はいつもドキドキしっぱなし…。

「…どうしたんだよ。」

「別に!なんでもないもん。」

そして…
口は素直になれない。

「今日、俺部活休むから。」

初めて、部活を休むと言ってきた。
今まで、不思議と思うくらい真面目に部活に来て、
不思議に思うほど
チャラチャラしていた時よりしっかりし始めていたのに…。

「え……なんで?」

「………ちょっと。」

それからは、
なにも言わずにその場をまるで逃げるかのように去って行った。

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