アニマル☆バカリズム

一日の始まりのヨーグルトは固形?飲む?それともプ・リ・ン?

★ロボSide






今日の空は澄み渡っていて、雲一つない晴天。

温度も25℃と調度良く、過ごし易い。

そうだな……ピクニックにもってこいと言っても、過言ではない日だろう。

花の香りを乗せた風がやんわりと髪を撫でて心が和み、清々s」

「おはヨーグルトぉおぉあぁ!!」


 せっかくカッコ良く物語りを進めていこうと頑張ってたのに、意味のわからない叫び声のせいで全て崩れ落ちた。


「だぁあ! ビーグル、朝からうるさい!」


 俺が朝からこんな大声で怒鳴らなくちゃいけなくなったのは、クラスメートのビーグルが叫びながら教室にスライディングして飛び込んで来たせいだ。

 コイツは毎朝、こんな感じで登校してくる。まったく、スライディングはせいぜい遅刻ギリギリの時だけにしてほしいよ。今はまだHRが始まる20分前なのに。


「もー、怒らないでよー」


 俺がイライラ目線をビーグルに向けて発射しているにもかかわらず、それを知ってか知らずか頬っぺたを膨らませてやがる。


「ほら、ロボっちもご一緒に! 朝からみんなでビフィズス菌!!」

「ご一緒しない!」


 絶対に俺が怒ってるのに気付いてないぞ、コイツ。てか、ビーグルいわく、ビフィズス菌ポーズ……両手を高く上げ、両足を開くポーズ……なんか見た事あるぞ。確か、トゥルットゥーの人がやってたぞ。

 いや、んな事は今はどーでもいい。著作権的にどーでもよくはないんだけど。とりあえず、俺はコイツにカッコ良く物語りを進めて、結果的には閲覧数ガッポガッポ計画を邪魔された事に怒ってるんだった。


「俺がせっかく天候とかを分かりやすく説明してんのに、邪魔すんな!」


 俺がそう言うとビーグルは少し考えてから、パンと両手を叩いた。

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