あなたとスキャンダル!
甘い時間 -梓side-
-甘い時間 梓side-
家に着いたら
カギを開けるのは私の役目。
おそろいのキーホルダーをつけた
銀色に輝く鍵を
鍵穴に差し込んで回す。
カチャ・・
私はあたりを見回して
そろっと家に入った。
続けて夕もそろっと入った。
電気をつけたその先には
少し長い廊下と
そこに飾られた花の絵。
オシャレな造りの家だ。
ここはもともと夕の家で
私は1人暮らしだったから
ちょうど良かったの。