愛のため息

2人きりの空間2


タカちゃんのトクベツになれただけで今は十分幸せ




前に学校でめぐや栞たちに言った言葉。




その気持ちに嘘なんてなかったし、ガマンなんて全然していなかった。




・・・はずだったのに。




『もう限界』




切羽詰った声で言われて、キスされて。




いつも優しくて穏やかなタカちゃんからは想像もできないような強引なキスにカラダ中がジンジンしびれるような感じになった。





キモチイイ。




もっと触れていたい。
もっと触れて欲しい。




それを伝えてすぐ後悔した。



欲しいものが手に入らなくて癇癪を起こす子供みたいに思われたかもしれない。





だけどタカちゃんはそんなことこれっぽちも思ってなさそうだった。



きつく抱きしめてくれてタカちゃんが考えてたことを、ちゃんと伝えてくれた。



そして




『今すぐ結論出して答えたりしなくていいから。ゆっくり考えて決めて』




優しい表情と穏やかな口調でミイに言ってくれたんだ。




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