君を想うとⅢ~True love~

追いかけるわよ!!ホトトギス




ある晴れた平日の午後。



「ありがとうございました~。またのお越しをお待ちしていま~す。」



私、一ノ瀬理央はお得意様の一人をお店の外へとお見送りした。







私の職場は表参道の路地を少し入ったトコにある小さなセレクトショップSwallowtail(スワロウテイル)。


規模は小さいけれどオーナー自ら買いつけた服や小物は大人気で。
ちょっとした芸能人もお忍びでやってくる隠れた名店なのだ。





「理央~、休憩入っていいよー!!」


「は~い。」






オーナーのありがたいお言葉に迷うことなく従うワタシ。






今日はお天気もいいしオープンカフェにでも行こうかな…ってカバンを持って携帯を見ると、受信メールが1件。






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