極上お姫様生活【完】

初めての寮生活



「あ、帰ってきたー」


櫻田君が教室のドアを開けると、一斉に注目を浴びる。

一応、手は繋がっていない。



「お帰りなさい、お二人とも。…浅村さん、ご苦労様です」



松神先生がにこっとあたしに微笑みかけた。

そそくさと席に戻ると、丁度チャイムが鳴った。




「じゃあ、今日も頑張って下さい」


先生はそう言って教室から出て行った。


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